【書評】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(著:八木仁平さん)

書評

お疲れさまです!サイト管理人&執筆担当のけーぼうです!このサイトは、「凡人公務員がブログでスキルアップを目指す」をテーマに運営する情報発信のサイトです。

今回は、八木仁平さん著作の『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読みましたので、

本の感想と本を読んでどう行動するのかについて、紹介したいと思います。

わたしなりに、この本を読んで欲しい人を考えてみました。

この本は、

・仕事にやりがいを持てていない公務員
・就活の「やりたいこと探し」から抜けられない学生さん
・転職したけど、なんか違うなぁ…と思っている人(←わたしです)

に読んでいただき、ぜひともその「心のモヤモヤ」を取り除き、本当のやりたいことを
見つけるきっかけ作りになればと思います。
それでは早速まいりましょう。

わたしの感想

まずは結論から。

結論:やりたいことを見つけるには、正しい方法で、自己理解をするしかねぇ。

そんなんわかってる!と思っている方も多いと思いますが、それと同じぐらい、「人生このままでいいのか…」とモヤモヤしてる方も多いと思います。

そもそもわたしが、この本を読もうと思った理由は、

人生のモヤモヤから解放されたい!

と強く思ったからです。

あとは「世界一やさしい」という言葉に魅かれました。
やさしい=簡単に自分のやりたいことが見つかるのか!
すばらしい本じゃないかと思いました。

自己分析って、就活や転職活動のときも散々やってきましたが、結果、やりたいことできてないやんっていう状態なので、やっと自分の運命のやりたいことに出会えるんやと期待を胸に本を読み進めました。

がしかし、そんなわたしの期待は、本を読み進めるとともに崩れ去っていきました…。

それは、なぜか。

・そもそも、やりたいことと運命的な出会いをすることはない。

・自分と向き合うための自己理解は、簡単ではなく、時間がかかる。

・わたしの思っていた「やりたいこと」の探し方が間違っていた。

わたしのやりたいことに対するイメージ、やりたいことの探し方が間違っていたという事実に衝撃が走りました。

この本ともっと早く出会いたかった…。せめて転職する前に、知りたかった!

あとタイトルの「世界一やさしい」は読んだら簡単にやりたいことが見つかりますよ。

ということではなく、簡単なやさしい質問に答えていくと、自ずと自分のやりたいことが見つけられるヒントを与えてくれるというイメージです。

やっぱり、自分を知るためには、自己理解をしっかりおこなって、自分のことを深く掘り下げて考える必要があるということです。

あと、この本が世界一やさしいと言われる理由の一つとして、巻末特典がめちゃ充実しています。

例えば、価値観ってこんなんあるよって書いてある参考リストがあって、それを見るだけでも、価値観ってこんなのもあるんやと、知ることができます。

自分なりのアウトプット

やりたいことを見つけるために選択肢を増やしすぎない

ジャムの法則ってご存知でしょうか?

ジャムの法則って、まさにわたしが陥っている状況でした。

ジャムの法則とは…

コロンビア大学の実験で分かった「ジャムの法則」を知っているでしょうか?
スーパーの試食でジャムを24種類準備したら、試食して購入した人は3%しかいませんでした。そのジャムの種類を6種類に減らしたところ、試食して購入した人がなんと30%に増加したのです。
人は、選択肢が多いと「選択しない」という選択をします。だから24種類のジャムは売れないのです。
やりたいことが決められない人も同じです。
多すぎる選択肢の前で立ち止まって「選択しない」という選択をして、やりたいことを決めるのを先延ばししてダラダラと生きてしまいます。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方(P37)から引用

人って選択肢が多いと選択せず、ダラダラしてしまうんです。

やりたいことを見つけよう見つけようとするあまりに情報を集めすぎて、逆に何したらいいのかわからなくって、迷う。これがよくありません。

特に、スマホで簡単にいろいろな情報にアクセスすることができるので、情報収集の沼にハマってしまい、行動に移すことができなくなってしまいます。(まさにわたしのことだと思いました)

実際にわたしもブログを始めよう!と思ってから、このサイトを開設するのに、3ヶ月ほどかかりました。

これはブログを開設するのに、かなり難しい作業があって、時間がかかるとことではありません。
(ブログ自体は、1時間もあればサイトを作ることができます)

なぜそんなに時間がかかったかというと、ブログに関する情報を集めすぎていて、情報収集の沼にハマってしまったことが原因です。

話はそれてしまいましたが、やりたいこと探しも一緒で、あまりに時間をかけて、選択肢を増やしても、意味がないので、自分の選択基準をしっかりと決めて、やりたいこと探しをする必要があると思いました。

この本に載っているワークを一つずつやれば、自分のやりたいことを選ぶ上での基準が見つかると思います。

目的と手段を理解する

実際のわたしの話です。

なぜわたしが、公務員に転職したのかというと。

公務員になりたかったから。という理由です。

これが大きな間違いだったんですね。

どういうことかというと、「公務員」とか「営業職」とか「教師」など、これらになることは目的ではなく、あくまで、目的を達成するための手段ということなんですね。

つまり、〜〜の仕事をすることで、自分の○○を達成したい!ということを一番に考えなければ、自分の本当にやりたいことは見つからないということです。

この目的をしっかり明確にしないと、いくら自己理解をして、行動しても、やりたいことは見つからないということに気づきました。

本を一回読んで、まだワークをすべてこなせていないので、ワークを終えてのわたしのやりたいことについては、また別の機会に紹介できればと思います。

やりたいことは途中で変えてもいい

やりたいことは、一生続けられることでないといけない。

これはなんと間違いだそうです。この言葉に出会ったとき、とても気が楽になりました。

わたしは、親とか先生とかに、一度決めたことは、しっかり最後までやり遂げなさいと言われて育ってきたので、ずっとやり続けられることを仕事にしないといけないと思っていました。

しかし、社会の変化のスピードが早まっている現代では、この考え方はとても危険だということです。

公務員になったら、一生安泰という風に思っていましたが、昔ながらのやり方で通じるところもどんどんと少なくなってくると思います。なので、自分のやりたいことが見つかったとしても、その時代や社会の変化に柔軟に合わせて、やりたいことを見つけて、自己実現することができる働き方や考え方、行動に移していかなければならないと思いました。

まとめ


この一冊を読むだけでは、心のモヤモヤが簡単になくなるわけではなく、この本を読むことで、自分のやりたいことに対するイメージを変えたり、間違った探し方を修正できるという内容だったかと思います。この本は、そんなモヤモヤを抱えている人にやさしく寄り添ってくれる本だとも思いました。
とにかく、自己理解のワーク進めて自分のやりたいことをしっかり見つけることが大切です。
モヤモヤを抱えているあなたには、かなりオススメの一冊です。ぜひわたしとモヤモヤを取っ払って、本当にやりたいことを見つけていきましょう!

それでは、またっ。

コメント